自己破産するとマイホームはどうなる？

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自己破産するとマイホームはどうなる？

借金の額が大きく、自分の力ではどうにも返済できなくなってしまうという話はよく聞きますね。
返済できるつもりで借りていても、仕事を失ったり給料が大幅に減ったりして、生活が立ち行かなくなってしまうのは本人の計画性のなさのせいだとは言い切れないものがあります。
そんな時に救済してもらえる制度として債務整理があります。
債務整理にもいろいろ種類があり、自己破産もこの債務整理手続きの一つとなります。
大まかにいうと、自己破産は裁判所に申し立てて借金を全額免除してもらうという手続きです。
借りたものを全部踏み倒すということになるわけですから、債権者にとってはとんでもない話ですね。
ですから勿論債務者にとってもデメリットはまぬかれません。
例えばマイホームを所有している方は、これを手放して売却し、債権者への返済に充てることになります。
マイホームだけでなく、マイカーや貴金属などお金になりそうなものはすべて没収されて返済に充てます。
借金を踏み倒すわけですから、当然といえば当然ですね。
そして、官報というものに個人情報が載るので、見ている人がいれば破産した事実を知られることになります。
債務整理の手続きの一つである任意整理の場合は、信用情報から履歴が消えればまたローンを組んだりカードを作ったりできるようになりますが、自己破産は履歴が消えてもそれが難しくなります。
金融機関は官報を保管していることが多いので、過去に破産をした人の情報はずっと残ることになるのです。
ということは、銀行や大手の消費者金融などからは半永久的に取引を断られることになるでしょう。
新たにマイホームを購入したいと思っても、マイカーを手に入れたいと思っても、ローンの審査に通らないのです。
マイカーくらいなら現金で買えるかもしれませんが、お家のような大きな買い物になると難しいですね。
ただ、破産後に結婚したら結婚相手までブラックリストになってしまうということはありません。
ですから、結婚相手名義でローンを組むのなら別に問題はありません。
しかしそれには結婚相手にもしっかりした収入が必要になります。
それに自分名義では簡単なクレジットカードも作れないのですから、不便といえば不便です。
そういった不便を強いることになるということは、相手に伝えておかないとトラブルのもとになります。
自己破産した事実は知られたくないでしょうが、やむを得ない事情があったことをしっかり話して理解してもらいましょう。